お笑いコンビ「千原兄弟」の兄・千原せいじ(50)が2020年2月24日、自身のインスタグラムを更新して不整脈の手術のため入院したことを明かしました。
千原せいじさんを襲った不整脈とは、どんな原因で症状は?
治療方法の不整脈手術とはどんな手術なのでしょうか?
Contents
千原せいじが入院で不整脈手術!
お笑いコンビ、千原兄弟の兄でツッコミ担当、千原せいじ(50)が不整脈の手術で24日に入院したことをインスタグラムで報告。
パジャマで病院のベッドで寝る写真をインスタグラムで報告しています。
千原せいじの入院姿よりポテチが話題!
「マジで?お大事に。。。」
「不整脈、あなどるなかれ」
「健康が一番ですからしっかり治療して、元気な活動待ってまーす」
と心配する声のほか、横の椅子にポテトチップスの袋が置かれていることから
「不整脈の手術!?…なのに、そんなにスナック菓子食べちゃっていいの!?」
「お菓子めっちゃあるw明日のあさから絶食かな?」
「不整脈は心配ですが、ポテチの山が気になりますね」
など、たくさんのツッコミも書き込まれていました。
千原せいじの入院前日の飲酒がヤバい!
せいじさん、不整脈の診断出ていて
しかも入院前日に焼酎を、しこたま飲むなんて、手術前の検査に影響ないんでしょうか?
インスタグラムのフォロワーからは
「入院前に飲酒大丈夫ですか!?お医者さんに怒られます」
「チハラトークで心臓の手術するって言ってましたよね?お大事にしてください」
「チハラトークでまたオモシロおかしくエピソード聞けるの楽しみにしてます」
などの声が寄せられていました。
TwitterネットT上にも心配の声が上がっていました。
千原せいじ 不整脈で入院なのに 酒のんでるのうらやまー🙁🙁
不整脈でてから酒のめてねえよー😭
— しゃな (@SYANA_AAAAAAAAA) February 24, 2020
千原せいじの不整脈手術とはどんな手術・症状や治療方法?
千原せいじの持病・不整脈とは症状や治療方法
不整脈とは
速い脈、遅い脈、飛んだり抜けたりする脈があります。
1.速い脈(=頻脈)
「頻脈」は、心臓を動かす為の電気が異常に速く作られたり、電気の通り道が異常な場所に出来て、そこを電気が通ってしまう為に発生します。
2.遅い脈(=徐脈)
「徐脈」は、心臓を動かす為の電気が作られなくなったり、電気の通り道の途中で電気が通らなくなってしまう為に、発生します。
3.飛ぶ/抜ける脈(=期外収縮)
「期外収縮」は、本来電気が発電される正常な場所ではない場所から、電気が速く発電されてしまう為に、発生します。
この異常な電気が心房で発電される時には「心房性期外収縮」、心室で発電される時には「心室性期外収縮」と呼びます。
不整脈はなぜ起きるのか?原因
不整脈が発生する主原因は、冠動脈疾患、心臓弁障害、心不全、先天性心疾患等の心臓に起因する疾患です。
甲状腺異常や肺に病気がある人も不整脈になり易い傾向があります。
しかし、心臓病等に関係なく、加齢や体質的なもの、ストレスや睡眠不足、疲労等によっても不整脈は起こり易くなります。
また、処方薬や市販薬の中には、不整脈を誘引する成分が入ったものもあります。
心臓は1日に約10万回も動いており、このような事が原因で、心臓は時には規則正しくない電気により不規則な動きをしてしまう事があるのです。
つまり不整脈は誰にでも起こり得るものなのです。
不整脈の症状
速い脈(=頻脈)
頻脈になると、ドキドキとする動悸が感じられる様になります。
さらに脈が速まっていくと、心臓が全身に血液を送り出せない状態となってしまい、吐き気や冷や汗、意識消失等の症状が出てきます。
遅い脈(=徐脈)
徐脈になると、フラッとしたり、目まいがしたり、意識が無くなり、卒倒したりします。
徐脈状態が長い間続くと、動作時に息切れをする様になります。
飛ぶ/抜ける脈(=期外収縮)
期外収縮になっても自覚症状を感じない場合が多いのですが、症状を感じる場合は、脈が飛んだり、胸の周辺部分に不快感を覚えたり、胸が痛くなったりします。
これらの痛みは比較的狭い範囲で起こり、あまり持続しない(数十秒以内)で解消します。
このような不整脈は常に自覚症状がある訳では無く、本人がそれとは気付かない場合が多くありますが、段々と症状が悪化すると自覚する様になります。 出典元:Boston Scientific
不整脈のほとんどは、実はあまり心配の必要が無い、一時的にしか発生しないものなのですが、
不整脈の中には注意を要し、より詳細な診断と、場合によっては適切な治療が必要となる場合もあります。
不整脈の診断方法
不整脈を正しく診断する為に、幾つかの診断方法があります。
より正確な診断の為には、カテーテルを心臓内に入れて行う検査が非常に有効です。
安静時12誘導心電図検査
最も一般的で基本的な検査です。ベッド上で横になり手足と胸に電極を貼り付け、12ヶ所の心電図を記録します。
ホルター心電図(24時間心電図検査)
医療機関で一時的に心電図検査をしても心臓の状態は正確には記録出来ない事があります。
そこで患者さんの日常生活に合わせ、一日分の心電図をテープに記録し、より詳しく心臓の状態を解析するのが、ホルター心電図です
運動負荷心電図(トレッドミル、エルゴメーター、階段昇降等)
安静時には見られない不整脈も運動時には悪化したり、逆に安静時に多発していた不整脈も運動時には解消する場合があります。
それを検査室内で再現する為に、トレッドミル(=ベルト上を走る)、自転車を漕ぐ(=エルゴメーター)、階段昇降等の運動負荷をかけながら心電図を記録します。
心臓超音波検査(心エコー検査)
心臓病の診断やその重症度診断の為には、心臓弁や心臓筋肉の詳細な診断が必要になります。
心エコー検査により、心臓の収縮する力、弁の動き、筋肉の厚さや動き、心臓の部屋(心房、心室)の大きさ等が検査出来ますので、不整脈診断に必要な心臓自体の病気の有無が判ります 。
心臓電気生理検査(EPS検査)
電極カテーテルという数ミリ径の細い管を、足の付け根や肩の下にある静脈から、心臓に向かって数本挿入します。
このカテーテルの先端には金属製の小さなチップ(=電極)が付いており、これを心臓内壁に接触させると、心臓内の電気活動を詳細に得られます。
この検査中に、色々な薬剤を投与したり、カテーテルを通じて心臓に電気刺激を与える事で、意図的に不整脈を起こして、患者さん特有の不整脈の原因、不整脈の発生元、重症度、有効性のある薬剤の判定等を行い、
患者さん毎に最適な治療方針が決定出来る、不整脈診断に於いては非常に重要かつ有効な検査方法です。
その他に、血液検査や胸部レントゲン検査(エックス線検査)も行う場合もあります。
千原せいじが受ける不整脈手術とはどんな手術
不整脈の治療方法
不整脈と診断された患者さんには、効果的な治療結果とQOLをバランスさせる為に、幾つかの治療方法があります。
徐脈治療(ペースメーカ治療)
徐脈治療には、ペースメーカ治療が広く一般的に行われており、日本では年間4万個以上が植込まれています。
徐脈は、心臓を動かす電気の発生元から電気が規則正しく発生しなかったり、電気の通り道が正しく機能しない事が原因です。
人工ペースメーカと電線を植込む事で、電気の発生や電気の通り道が悪い状態であるのを、人工ペースメーカから発生させる電気が補う事で、結果的に徐脈を解消させます。
頻脈治療
心臓を動かす電気の発生がバラバラだったり、電気が本来通るべき正しい通り道を通らずに頻脈となっている場合には、まず投薬治療が行われます。
ただし致死性の不整脈の場合には、投薬と同時に下記に挙げているICD(植込み型除細動器)治療を行う場合もあります。
1. 投薬治療
頻脈性治療の第一選択肢として広く行われています。患者さん毎の不整脈タイプにより、抗不整脈薬や血液の固まり(=血栓)を溶かす薬等、種々な薬剤を組み合わせて使用します。
2. 高周波カテーテルアブレーション治療
日本では10 数年前から行われ始め、今では年間一万数千例が行われている治療方法です。
心臓電気生理検査(EPS検査)と同様に行いますが、心臓電気生理検査用カテーテルの他に、高周波カテーテルアブレーション治療専用のカテーテルも心臓内に挿入し、
心臓電気生理学検査の結果判明した、不整脈を発生させる異常な電気の発生場所や異常な電気の通り道(数ミリ)にカテーテル先端をピッタリと密着させます。
そのカテーテル先端から500kHz前後の高周波(Radio Frequency)の電気を流すと、組織は50度~70度の温度で焼灼されて凝固壊死状態となり、結果的に異常な電気の発生を抑止させたり、異常な電気を通さなくなり、不整脈は起こらなくなります。
この治療方法では、心臓組織の極めて小さな部分のみを焼灼するので、心臓自体の機能には影響を与えません。
3. ICD(植込み型除細動器)治療
植込み型除細動器(Implantable Cardioverter Defibrillator:以下ICD)は、頻拍性(非常に脈の速い状態)心室性致死性不整脈(=心室頻拍や心室細動)による心臓突然死の予防手段として使用されます。
心臓が致死性不整脈状態になったとき、ICDがこれを察知し、自動的に電気ショックを発生させて心臓のリズムを取り戻します。
ICDには、皮下植込み型除細動器(S-ICD)システムと経静脈ICDシステムの2種類があります。
4. CRT-D(心臓再同期治療機能付き植込み型除細動器)治療
心臓再同期治療機能付き植込み型除細動器(Cardiac Resynchronization Therapy Defibrillator:以下CRT-D)は、上記のICD機能に加え、十分な薬物療法にも関わらず症状が改善されない「重症心不全」に対し、電気刺激を用いて心室収縮タイミングのずれを調整し、血行動態の改善を目的とした「心臓再同期治療機能」による治療が出来る機械です。
外観上もICDと殆ど変わりませんが、心臓内に入れる電線が三本になります。
千原せいじさんは、この中のいずれかの方法で不整脈の手術をされると思います。
千原せいじが入院で不整脈手術前!にネットの声!
まだ若いのに、心配だなぁhttps://t.co/uJMnTlman8
— 旋律の勇者猫ナイト (@YouTubedoraneko) February 24, 2020
まだ50歳だったんですね。しかも心臓の手術とは心配ですね。
千原せいじ、不整脈の手術で入院…「ポテチの山が気になります」と心配の声
カテーテルかなぁ。
無事に終わりますように(-人-) https://t.co/HY21mrw81R— kana (@hanasaku082707) February 24, 2020
やはり、手術はカテーテルでしょうか?
千原せいじ、不整脈で入院(゚д゚)!
確かに写真を見ると最後に見たときよりむくんてる気がする•••が、それより横に積まれているスナック菓子がめっちゃ気になる👀
手術前には食べられないから手術後に食べるつもり❔
手術が成功してもそれだけ食べたら再入院、再手術だよ😅#塗り絵 pic.twitter.com/kthYMwgo2C
— とぅ🌝派遣社員🌚在宅ワーカー🤓食いしん坊😋 (@u0RAvMteVVtHiOD) February 24, 2020
やはり、入院しているのにポテチの山はダメでしょう。
不整脈の治療で手術をされる千原せいじさん、手術場所が心臓だけに心配される声が多くありました、無事に手術が成功して元気な姿を報告してくれることを願いたいと思います。
千原せいじが入院!不整脈手術が成功!
無事に手術が成功してよかったですね!