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作りすぎた米国製人工呼吸器の値段はいくら?日本製の価格は?

安倍晋三首相がトランプ米大統領との電話協議で、米政府が「つくりすぎて困っている」ので購入して欲しいと打診があった米国製人工呼吸器を、購入する約束していたことがわかりましたが、「日本製より格安だ」という米国製(アメリカGM)の人工呼吸器の値段はいくらなのでしょうか?またメイド・イン・ジャパン(日本製)の人工呼吸器の価格はいくらで発売されているのでしょうか?

作りすぎた米国製人工呼吸器、米側の打診受け首相が購入を約束

 安倍晋三首相が8日にあったトランプ米大統領との電話協議で、米国製人工呼吸器の購入を約束していたことがわかった。

トランプ氏は3月、ゼネラル・モーターズ(GM)などに大量生産を指示していたが、米政府から「つくりすぎて困っている」と購入の打診があった。

トランプ氏は「いつでも出荷できる」と上機嫌だったという。  複数の日本政府関係者によると、米政府は今月初め、日本側に人工呼吸器の購入を打診。

日本国内でも増産を進めているため、日本側はいったん「不足は起きていない」と答えた。

しかし、世界各国で医療機器の確保が課題となっていることから、首相官邸内で再検討し、第2波に備えて購入することにしたという。

政府関係者は「日本としても予備があるに越したことはない」と強調。「日本製より格安だ」として、まずは1千台程度輸入する方向で調整している。

出典元:yahooニュース

新型コロナウイルス対策として、第2波に備えて購入するのは日本国民の命を救う意味では大変良いことではあるのですが、

この報道を受けて様々な意見がネット上で見受けられました。

お友達外交、属国、アメリカからの圧力に弱い安倍政権などいろいろな意見も出ており、 「新型コロナウイルス対策として、第2波に備えて購入するのは日本国民の命を救う為に」

という大義名分で、今なら国民も納得してくれるだろうからトランプに恩を売るためにも、購入するのではないかと、勘ぐる国民は少なくありません。

当初、日本に米政府が「つくりすぎて困っている」ので購入して欲しいと打診があった際には

日本国内でも増産を進めているため、日本側はいったん「不足は起きていない」と答えた。

このように、一旦は外交筋で断っていたのに直接トランプと安倍総理の電話協議で購入を決めてしまうとは、蜜月と言われても不思議ではありません。

さらに、医療機関の現場では機器だけ潤沢にあっても稼働させるスタッフの人員不足で活用できないという意見もあがっています。

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人工呼吸器供給過多「パイロットいないのに戦闘機だけ増やすようなもの」

「パイロットもいないのに、戦闘機だけ増やすようなものだ」(集中治療医)。

医療現場からは当初、増産されても操作できる人手がそもそも足りないなどの声が出ていた。

呼吸器は病態に合わせ酸素吸入濃度などの適切な設定や各種数値を見ながらの細かな調整が不可欠で、管理も多くこなすため1台を数人で対応する。

操作には長年の経験や技術、知識が必要で、すぐに養成もできないからだ。

出典元:Newsweek

新型コロナウイルス感染者の爆発的急増が警戒された4月には、安倍晋三首相首相は重症者を救う為に、国内での人工呼吸器1万5000台の確保を表明しています。

国産の人工呼吸器の、さらなる増産を国内メーカーに求めました。

しかし、感染者数も4月半ば以降は減少しており、既存の国内の人工呼吸器はピーク時に1度もフル活動することもなく、実際の医療現場ではさほど必要としていないようで生産現場からも増産に慎重な声が出始めていました。

それでも、安倍首相は4月半ばに、医療関連メーカーやトヨタ自動車などの異業種からも経営トップを官邸に集め、生産設備は国内で確保する必要性を痛感していると述べ、増産を要請し供給過多で売れ残りを懸念する企業トップに対して

安倍総理
安倍総理
「売れ残っても国が備蓄用としてしっかりと買い上げる」

と語って緊急経済対策として、厚労省は呼吸器確保に265億円の予算を計上しています。

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作りすぎた米国製人工呼吸器の値段はいくら?

やはり国民からの批判を避けるためなのか、今回の購入に関して安倍総理は

安倍総理
安倍総理
「日本製より格安だ」

と記者団に安いのでまずは1千台前後を購入するとして、今後の追加購入も匂わせています。

米国が言う作りすぎたアメリカの人工呼吸器の値段はいくらなのでしょうか?

トランプはGMに人工呼吸器を製造し、政府との契約を優先するよう大統領令に署名した。GMが人工呼吸器を製造する計画を発表して数時間後のことだ。

攻防にもかかわらず、GMは8月末までに人工呼吸器3万台を製造するという、4億9000万ドル(約530億円)の政府との契約にこぎ着けた。

契約では、GMはVOCSN V+Proと呼ばれる400のパーツを使うシンプルバージョンの救命救急人工呼吸器を製造している。

出典元:TC

この記事によると、米国ゼネラル・モーターズ(GM)は人工呼吸器3万台を製造するという約束で、4億9000万ドル(約530億円)の政府との契約にこぎ着けた。

ということで、単純計算で1台あたりの人工呼吸器の米政府への卸価格は約177万円となります。

今回、安倍総理は1台あたりの単価を明らかにしていませんが輸入コストを加算すると1台200万以上はしそうです。


こちらの方の予測も1台200ドル(1ドル107.5円で約215万円)程度ですね。

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人工呼吸器の値段はいくら?日本製の価格は?

それでは日本製の人工呼吸器の値段は、いくらくらいなのでしょうか?

2019年07月03日 製品情報
NKV-330 人工呼吸器 新発売

日本光電はこの度、当社初のNPPV(非侵襲的陽圧換気)を行う「NKV-330 人工呼吸器」を発売しました。

NPPVで使用するマスクは、日本人の骨格形状に合うよう独自にデザインし、より快適なフィット感を実現したことで、患者さんのQOL向上につなげます。

バッテリも搭載しており、ERやICU、一般病棟だけでなく、院内搬送やリハビリテーション等でも使用することが可能であり、本製品1台で様々な医療現場の患者さんに適切な呼吸管理を提供します。

本製品のセット価格は、420万円(税抜)で、国内・海外の医療機関において3年間で1,200台以上の販売を見込んでいます。

出典元:NIHON KOHDEN

国産の最新型の人工呼吸器は1台420万円ということですので、確かに安倍首相がおっしゃるとおり、米国ゼネラル・モーターズ社の人工呼吸器ですと半額近くで購入できるので格安には違いありませんが、

果たして、この日本製と同等の機能や性能があるのかはわかりません。

仮に人工呼吸器の性能が同等ならば、トランプ大統領との蜜月のおかげで大変お安い買い物が出来て良かったですし、

もしもの時にすべての人工呼吸器の備蓄台数が有効に稼働できて、多くの命が救われるのならば、安倍首相は英雄扱いになるでしょうが

前述のとおり、供給過多の人工呼吸器問題

これらの人工呼吸器を稼働させる医療スタッフがいない現状で

機器のみを備蓄する政府の政策に今後も疑問の声が広がるでしょう。

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