総務省は一律10万円給付の手続きについて、郵送かオンラインで申請を受け付け、指定された銀行口座に振り込むとしましたが、一律10万円給付のQ&Aや申請書の書き方は?申請期限はいつまで?という疑問にお答えします。
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一律10万円給付
安倍晋三首相は、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、緊急経済対策の一環で所得制限を設けず1人当たり一律10万円を給付することが閣議決定された。
早ければ5月下旬から6月初めの給付を目指しています。
一律10万円給付のQ&A
Q 給付対象と時期は
A 4月27日時点で住民基本台帳に記載がある人が対象となる。給付申請の受け付け開始は市区町村によって異なり、早ければ5月中にも始まる見通し。
申請期限は受け付け開始から3カ月以内となる。
Q どうすればもらえるのか
A 住民基本台帳を基に、市区町村が、世帯全員の氏名が記載された申請書を郵送するので、世帯主かその代理人が銀行の口座番号などを記載し、
運転免許証の写しなど申請者を確認できる書類を添付して返送すれば、世帯分の給付金が口座に振り込まれる。
マイナンバーカードがあればオンライン申請も可能。
Q 外国人や海外にいる日本人は給付対象か
A 住民基本台帳に記載されていれば対象となる。逆に日本にいても記載がない人は受け取れない。
Q 受け取りを希望しない人は
A 申請書の氏名の横に「希望しない」というチェック欄があり、受け取らないという選択も可能だ。その場合、国の予算として今後活用されます。
Q 世帯ごとの給付だと不都合な人もいる
A ドメスティックバイオレンス(DV)などで住民票を残して別居しているケースもあり、今後、対応を検討します。
Q 暴力団の構成員なども給付対象になるのか
A 総務省は現状の仕組みでは排除できないとしており、今後の検討課題となっています。
一律10万円給付の申請書の書き方は?
一律10万円給付の申請書の書き方は?
市区町村から住民基本台帳の記載住所に郵送で送られて来る特別定額給付金申請書には
予め4月27日時点で住民基本台帳に記載がある給付対象者となる世帯主とその家族の氏名、生年月日、人数分の合計給付額(3人家族の場合「30万円」)があらかじめ書かれており、世帯主が署名、押印する。
もし、記載されている内容に誤りがあれば朱書きで訂正してください。
その右側にある、特別定額給付金を希望されない方につきましては
以下のチェック欄はそのまま空欄にしておいてください、□内に☓印を入れると給付を辞退することになりますので気をつけて下さい。
受取方法の部分は希望する金融機関口座情報を記入して下さい。
ただし、申請・受給者又はその代理人の口座に限ります。
何らかの理由で代理人が申請する場合は、【代理申請(受給)を行う場合】の欄に記入して下さい。
その他、添付書類として本人確認書類(免許書や健康保険証など)の写し(コピー)などを添付して返送して下さい。
世帯分の給付金がまとめて申請口座に振り込まれます。
一律10万円給付のオンライン申請のやり方
ネットによるオンライン申請の場合、マイナンバーに関する情報の閲覧や電子申請を行えるポータルサイト「マイナポータル」から
振込先口座を指定し、確認書類をアップロードして申請する。
マイナポータルのログインには、マイナンバーカードと、
PC用ICカードリーダーもしくは近距離無線通信「NFC」に対応するスマートフォンが必要となります。
一律10万円給付の申請期限はいつまで?
総務省は一律10万円給付の申請期限について、市区町村が郵送による申請受け付けを開始した日から3カ月以内としています。
また高市早苗総務相は記者会見で、実際に振り込み給付できる時期について
人口規模の小さい市町村では5月から給付を開始できるとの見通しを示しています。
一律10万円給付はいつ頃給付されるのか?
お住まいの各自治体によって、給付に時期はバラバラな現状になっています。
安倍晋三首相は二十八日の衆院予算委員会で、全国民に現金十万円を支給する「特別定額給付金」について「五月中」の支給を目指す考えを示しました。
しかし実際の支給事務を行うのは各自治体で、人口が多いほど申請書の準備にも時間がかかり、支給時期がすでに六月になると想定している東京都内の自治体もあります。
人口の多い都市部は、事務処理に時間がかかって支給の時期が遅れそうで
GW時点で世田谷区(約九十二万人)など「未定」の区もまだ多い中
東京都足立区(約六十九万人)は五月末に申請書を郵送後、給付金を口座に振り込むのは六月下旬
中央区(約十七万人)でも申請書の郵送は五月下旬になる見通しで、担当者は「(支給は)ぎりぎりになるのではないか」と話しています。