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インド軍トップ(国防参謀長)のヘリコプター墜落原因(理由)は?

インド軍の制服組トップとして陸海空軍を統括するラワット国防参謀長夫妻ら14人が乗った空軍ヘリコプターが2021年12月8日、同国南部タミルナドゥ州で墜落、炎上、ビピン・ラワット参謀長ら13人が死亡し生存者が1人、軍の病院に収容されました。なぜこのような状況になったのか、ヘリコプター墜落原因(理由)は操縦ミスなのか撃墜されたのか機体の故障なのか唯一の生存者の証言が待たれています。

インド軍トップ(国防参謀長)

ビピン・ラワット国防参謀長
生年月日: 1958年3月16日(2021年12月8日 63歳没)
出生地: インド Pauri Garhwal
配偶者: Madhulika Rawat
両親: Lachu Singh Rawat
受賞歴: Param Vishisht Seva Medal、 アティ・ヴィシシュト・セヴァ勲章、 他4受賞
学歴: NDA Khadakwasla、 デフェンス・サービシズ・スタッフ大学、マドラス大学、インド軍事アカデミー、Command and General Staff College

日本には2019年12月4日に来日しています。これは自衛隊の湯浅陸上幕長が同年10月にインドを訪問した際に、日印関係を強化しインド太平洋地域の平和と安定につなげるためにラワット参謀長を日本にお招きしていました。
握手を交わすピピン・ラワット大将と湯浅陸上幕長

懇談するピピン・ラワット大将と湯浅陸上幕僚長

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インド軍トップ(国防参謀長)のヘリコプター墜落原因(理由)は?

インド軍トップ(国防参謀長)のヘリコプター

今回ビピン・ラワット国防参謀長とその妻ら14人はロシア製の機体Mi-17V5型に搭乗していました。

Mi-17は、ソ連のM・L・ミーリ記念モスクワ・ヘリコプター工場が設計した中型多目的ヘリコプターである。国内名称はMi-8MT、輸出向けの機体がMi-17と呼ばれた。ソビエト連邦の崩壊後は、カザン・ヘリコプター工場とウラン・ウデ航空機工場にて開発が継続されており、各種派生型が生産されている。
最大速度: 250 km/h
航続距離: 495 km
重量: 7,489 kg
全長: 18 m
巡航速度: 240 km/h
エンジン: ターボシャフトエンジン
製造: M・L・ミーリ記念モスクワ・ヘリコプター工場、 カザンヘリコプター工場

引用元:ウィキペディア

この輸送ヘリコプターの量産が始まったのは1967年からでロシア史上最も量産された双発タービン・ヘリコプターでロシア製のどの軍事ヘリコプターよりも大きく。民間用にも軍用にも(捜索・救助活動や対人地雷の敷設、人員・貨物輸送空中指揮機、攻撃ヘリ、偵察機として)用いられています。

インド軍トップ(国防参謀長)のヘリコプター墜落事故

インド空軍の発表によりますと8日、インド南部タミルナドゥ州内で、2020年に陸軍参謀長から陸海空軍のトップにあたる初代国防参謀長に就任した陸海空軍を統括するビピン・ラワット国防参謀長とその妻ら14人の乗ったヘリコプターが墜落したと明らかにしました。

地元メディアによると、ヘリコプターは同州の空軍基地から州内の国防大学に向かう途中の出来事で搭乗していたのは14人と見られ、そのうちラワット夫妻を含む13人が死亡し唯一の生存者1名(けがの具合等は不明)が病院で手当てを受けているということです。

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ヘリコプター墜落原因(理由)は?

ロシアをはじめコロンビア軍、パキスタン軍、インド軍などでこの機種の墜落報告がいくつも見られ特に悪天候時のサポートシステムなどのハイテク機ではないため操縦技術もかなり必要な機体です。

悪天候によるものなのか、機械的・金属疲労的な老朽化が原因なのか操縦ミスなのか生存者の回復を待って今後詳しい調査も進められますが

今回のMi-17V5型は、ロシアの中型軍用輸送ヘリMi-8の発展型・輸出バージョンで、キャビンやドアが改設計され搭乗人員が増え、コクピットもグラス・コクピット化され、暗視装置や最新の電子機器を搭載することができる機体でした。

インドでは空軍がMi-8の後継機として採用し、2012年2月から運用を開始しロシアン・ヘリコプターズは、契約した151機全てを完納します。

地元メディアなどが墜落現場として伝えた映像では、山あいに機体とみられる破片が散らばり、炎が上がっている様子などを確認することができます。

今のところの情報では、地元メディア側は、現場付近は当時天候が悪かったと伝えていて、軍側は「不幸な事故」だとして墜落した原因を調べています。

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